Firma WATANABE

NOS,NEU und ORIGINAL-TEILE für DEUTSCHES AUTO

がんばれポルシェ

ポルシェたりとも不景気はさけて通れないのでしょうか。

ドイツ車製造メーカーは工場の労働時間を少なくしたりと、いろいろなニュースが流れる中で
昨日ポルシェから新しい販売台数の数字が出て来た。40パーセント減の11385台の販売台数といことで、工場の労働時間短縮も来年まで続くそうです。

さてさて、明るい話題としてはコレからのニューモデル/モデルチェンジの予定です。
2009年12月911GT3RS
2010年1月 911スポーツクラシック250台限定(完売済み)
2010年2月 ボクスター スパイダー
2010年5月 911ターボS
2010年5月 カイエンS 並びにターボ
2010年6月 カイエンハイブリッド
2010年11月 911GT2

などという情報が入って来ています。
これからも、不景気を吹っ飛ばす勢いで、環境に優しくスポーティーな車を作って行ってもらいたいものです。

がんばれポルシェ!

ユーロが強い!

ドルが弱くなって来て最近のユーロの強さがさらに良く目立つようになりました。
輸出を主としている会社は難しい状況ですが、ガソリン高騰や排ガス規制などで、あまり
いいニュースが無い車業界も、最大のお得意先のアメリカのドル安にかなり打撃をうけて
おります。

クラシックカー社会ではどうでしょうか?
ドイツにいる人間は、ポルシェのクラシックカーはここ数年で選択肢が増え、それなりの
価格で購入できるようになってきました。これは、車の価値が下がったのではなく、ドル
安が続いている為に数年前よる数十パーセント安く車を買える事になります。クラシック
カーの値段はアメリカ国内でも着実に値上がりしてますが、ユーロのあがり方(またはド
ルの下がり方)には追いつかず、だんだんドリームカーが購入できる範囲に入って来てア
メリカから個人輸入するという人も少なくありません。

現車を確認しないで購入した車のほとんどはドイツに到着後工場に入って「これからどう
しよう」「どこまで直そう」という考慮時間を必要としますし、写真で見たほど状態の良
い車はありません。アメリカの販売者も一生懸命売ろうと思っていますので、すばらしい
きれいな写真を撮りフォトショップなどで修正した画像を送って来る事もあるでしょう。
ですから、ホームページなどでみた画像より良い状態でくる事は期待してはいけませんし、
必ずと言っていいほど写真より状態が良くないということを前提に考えた方が良いでしょ
う。

ドイツのマーケットにアメリカから入って来た車が多くあり、ここ2年間ぐらいでドイツ
にてポルシェ356の販売中の車両台数は40%以上増えました。残念な事に質の良い車
の割合も40%増えてくれればここで、ニュースに取り上げる事でもないのですが、残念
ながら良い車の数は正直ほぼ変わっておりません。

クラシックポルシェをアメリカから今のうちに仕入れよう。と思っている個人の方々は、
いくら名があるショップであっても、お知り合いが良い車をそこで手に入れたことがあっ
たとしても現車を確認しないで購入するのは相当危険な行為です。

目的のクラシックカーがアメリカにあっても、そこまで飛んで行き、自分の目で確かめて
買いましょう。車が予想道理の車なら思いで残る訪問の旅になりますし、もし予想道理の
車でなかった場合せめて海外旅行ができたと喜びましょう。

今日から1週間お休みします。
休み中の出来事を再来週以降、ブログにアップします。お楽しみに。

パーツ探しの依頼をする方へお願い。

良くある質問(メール)に、@@@@のパーツを探していますが、在庫ありますか?
という物が多くありますが、通常の消耗部品以外は在庫ありませんし、廃盤などですと
探さなければなりません。

そのパーツ探しは、幾分得意になってきましたが、問い合わせメールを書くときの
お願いがあります。

題名はできましたらパーツの名前でお願いします。

本文はパーツの詳しい情報、中古、NOS、新品などできるだけご希望を詳しく
書いてください。特別な注文の場合は写真などあると助かります。


今日は、そのメールを私がどのように処理してるかお教えします。
1:問い合わせメールをいただく
2:新品純正を調べる
3:新品部品を探す
4:友達関係をあたる
5:友達でない人たちに聞き回る

ここまできて見つからないと「今現在見つかりません。」という返信メールを出します。
その後お客様の返事は99%「見つかったら、連絡ください。」というものが帰ってき
ます。

このお客様からのメールはメールソフトの特別フォルダーに入ります。
このメールソフトに入る頃には頭の中にインプットされ、いつの日か中古部品などに
巡り会うと、「そういえば、誰か探していたな~」となり、早速特別フォルダーを見ます。

それで、連絡して返事が無かったり、自分が妥当な値段と判断して、金銭面で折り合いが
つかない場合は、メールフォルダーから削除します。

部品探しで私にはポリシーがあります。
1:部品の価格が妥当である事。
2:状態と値段がつりあっている事
3:確かな物を仕入れる事

これらに、反するパーツは販売したくありませんし、おすすめもしません。
ですので、「@@ユーロぐらいならすぐでてきますが、高すぎます。もう少し待って
みたらどうでしょうか?」と、たいがい提案します。ただ、どうしても必要でそれが
無ければ車が動かないなどを理由に強く希望する場合は、もちろんご紹介しますが、
値段が高すぎる買い物である事は、はっきりと伝えます。

大げさな金額をつけた部品を売る事は誰でもできますので、
「貴重な部品なのにフィルマワタナベでこんな値段で買えた」なんて言われるように
なりたいです。。。。。。なんて、簡単に書きますが正直これは難しいことです。









ドイツのガソリンが変わる!

ドイツのガソリンはノーマル/スーパー/スーパープラスの三種類ありますが
スーパープラスはオクタン100ということですが、2009年か2010年までに
ガソリンは2種類になる事が発表されました。

スーパープラスは残りますが、ノーマルは廃止、それからスーパーにエタノールを10%
混ぜる事を発表しました。これにより古い車のエンジンに害が出るのではとクラシックカー
オーナーは心配しています。

ポルシェは2007年モデル以降の車に対して新種ガソリンを入れても構わないと発表していますが、そもそも、ポルシェ社指定でスーパープラスをいれますので、ポルシェ自体あまり
関係ないともいえますが、クラシックカーオーナーは新種ガソリンを入れてもいいか、
それともスーパープラスを入れるべきか今後クラブ内でも話題に上がる事でしょう。

ソケットレンチセット テスト ハゼット惨敗

ポルシェ工具といえばHAZETが目に浮かぶのですが、ドイツでは
STAHLWILLEシュタールヴィレ(日本語シュタビレー)と並んで
メジャーな工具メーカーでポルシェの特殊工具にも多く使われ
ています。

とある雑誌でソケットレンチのテストがありました。
価格パフォーマンスを含めた評価でHAZETは10位
という事で惨敗でした。ちなみにスナップオンは
16位と最下位でした。

では順位を見てみましょう。


1位アルゼンチン代表BAHOhttp://www.bahco.com/
2位中国代表WISENT
3位台湾代表PROXXONhttp://www.proxxon.com/
3位ドイツ代表STAHLWILLEhttp://www.stahlwille.de/
5位台湾代表KS-TOOLS
--------
10位ハゼット
16位スナップオン

さて、ここで販売価格を除いた質、使いやすさだけの順位づけを
発表します。

1位ドイツ代表シュタビレー
2位アルゼンチン代表BAHCO
3位フランス代表FACOMhttp://www.facom.de/
4位中国代表WISENT
5位台湾代表PROXXON
--------
8位ハゼット
10位スナップオン

以上、ここではソケットレンチセットだけの評価であり
他の工具では、順位が全然変わってきます。各メーカー得意不得意
があり決してメーカー総合評価ではありません。

日本にポルシェD車を残す会

以前も話しをしたことがあるかもしれませんが、
とあるドイツ人は、「アジア人が安いポルシェをまとめ買いしていって
くれるのは、非常に嬉しい」と言っておりました(とても失礼な事です)
が、彼の狙いは、良い車を遠くの国に持っていかれるのが嫌だ!という
事でもあります。

価値のない車は海外へ、そして良い車はドイツ国内で。

という事です。

特にクラシックビンテージカーなどは海外の方が高く売れるでしょうし
ポリシーを持ってこの車は「個人のコレクターにしか売らない」という
ポリシーを持ってやっているショップは偉い!すばらしい!と思います。

逆にビンテージカーを世界の大金持ち(ポルシェ変体)に売り渡すこ
とは、もしかするとポルシェ車体に一番いいことかもしれません。

例えば、356GS系の車をマッチングナンバーではないけれど良い状態
で購入して数年後その車にマッチしているミッションとエンジンを見つ
けたとしましょう。そしたら、エンジンだけで1500万ミッション500万
合計2000万円をマッチするという事だけの為に払う人は世の中にどのく
らいいるでしょうか?

私としては、日本にあるということに価値のある車は日本で。
そしてビンテージカーは信頼の置けるポルシェマニアのコレクターさん
へ嫁に出す。それ以外は、世界の大金持ちに出す。ということが良いか
と思います。

この前、ショッキングな車を見ました。
ビンテージカー(年式、型は勘弁してください、すぐばれますので)
がほぼ新車状態で(走行距離1000km走っていたでしょうか?)
ドイツに保管されていました。

所有者に、「聞きたい事があるんだけど、これを見てくれ、
なんて書いてある?」といわれ、見てみると。。。。。

日本語です。

そうです、日本のD車だったのです。

みなさん、せめてD車だけは日本に残しませんか?

D車は日本にあることに価値があり、海外に出たら何の意味のない物
です。日本でD車は査定アップの対象かもしれませんが、海外では
一部車種を除いて査定ダウンになる事もあります。





ポルシェ356B VS 356SC

先日、クラシックカーレースやラリーに参加している知り合いと
シュバルツバルトの山道を2台の356で走ってきました。

当方、が356SCに乗車して彼が356Bに乗車。どちらもチューニング無しの車でしたが、恥ずかしながら全然ついていくことができませんでした。

356も乗る人が乗るとめちゃくちゃに早いのだな~と思いました。
その後、彼がSCを運転して助手席に乗りましたが何かが違う。。。。


ドイツもそろそろ冬が始まりましたので、こんな遊びも来年までお預け
です。

ポルシェ356PREA用ヘッドライトレンズ発売開始

DSC02216.jpg


BOSCHやHELLAの356PreA用のヘッドライトレンズを順次オークションの方で出品してまいります。

販売価格をこれ以上あげないために、安く仕入れてくる必要があり、
入荷まで時間がかかってしまうこともありますが予約も受け付けます
ので是非御問い合わせ下さい。

現在の在庫数はBOSCH HELLA共に中古1枚ずつ
今後BOSCHが1枚入荷する予定です。

ドイツのショップテスト

ドイツのカーマガジン AUTO MOTOR und SPORTSで定期的に掲載される整備工場テスト。これは、とても整備工場にとっては、信用問題に係わる記事です。

検査テーマ 定期点検

方法 
予約を取り、一般客として車を点検に出す。

検査される項目
基本的な点検(タイヤの空気圧、ウォッシャー液不足、室内灯の玉切れ
など約18項目)の問題点を見つける事ができるか?

店舗ごとの受付の態度から、工賃の比較、使用オイルの比較など徹底的に検査される。

その結果を各メーカー(ディーラーの場合)や整備工場の代表者に見せ
コメントをいただく。そのコメントには素直に「今後気を引き締めてがんばって質向上に努める」等という前向きな姿勢が多く決して逆ギレしたりはしないです。

抜き打ちなために、いつも驚かせる結果が待ち受けていますが何処のショップを信用してよいのか、逆に信用できないのか明確になります。

日本の雑誌でもこのようなテストする雑誌があるとしたら本当の意味で読者の為の雑誌といえるかもしれませんね。個人でそのような事をしてインターネットに公表するのは信頼置けませんが、雑誌社が的確に、そして冷静に各項目を検査し公表するのはとてもいいことだと思います。

中古車屋の場合は、インターネットに並んでいる車が実際に存在するか?などというのも面白いテスト項目だと思います。雑誌などの宣伝では優良店を装い、他店とは違います!などと書くことは何処でもできますからね。ただ、広告を多く含む雑誌の場合、悪い評価を下したショップが広告掲載をやめてしまったら雑誌社にとってマイナスですからね。

ポルシェパーツの値上がりの真相

ナロー部品の値段が上がっている!
ポルシェパーツの値段が上がっている!

という声が良く聞こえますが、実際はどうなんでしょうか?
レアな部品、廃盤部品は部品代というよりもそれらを探してくる手間賃が加算されるために割高である事はある程度仕方がないというしかないのですが、では純正部品はどうでしょうか?

ポルシェでは年に2回程度の部品の値上げがあります。
部品価格の値上げは物によって変わってきますが約2%程度でしょうか?年に4%程度上がるという事を考えると確かに部品の単価が高いポルシェのような車種は数パーセントの値上がりも気がつくかと思います。
とはいえそれが「高くなった」と巷で話題に上がるものでもない気がします。

もちろん、50年代の部品でポルシェが仕入先に特注で作らせる部品は
とてつもない値段になってしまう事も珍しくありません。


ただ、値上がりの手伝いをしているのが為替なのです。
5年前1EUR=120円を切っておりました。
本日1EUR=163円します。レートだけでなんと35%程度上がっているのです。そうです、ポルシェ雄部品も上がっていますがそれより上がっているのはEURの価値なのです。

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