Firma WATANABE

NOS,NEU und ORIGINAL-TEILE für DEUTSCHES AUTO

日本ツアーを終えて

昨日、日本でのハードスケジュールを終えてドイツに帰ってきました。

まず、はじめに車を見させていただいたショップ、個人の方々にお礼を申し上げます。
結構1台1台じっくり見たために、嫌な思いもされた方もいられるかとも思いますし
ドイツでは、決して日本では重要視しない事でも、ドイツでは大切なこともあり
変な質問をする人だな?と思われたかたも多いかとも思います。
あらためて、ご迷惑おかけしました。

価格的にはヨーロッパよりも確かにお買い得ではありますが、送料を考えると
きわどい価格が多く車の状態を隅々まで確認する必要が出てきます。

日本の356価格は安いのか?といわれると今回見てきただけではもちろん
最終的な結論はでませんが、今受けている感想はノーです。
逆に高いな~(完全に海外基準価格)と思える車も何台かありました。

車との出会いも大切ですが、やはり良い人たちに出会えた事、再会できた事
いままでメールでしかやり取りしていなかった人と出会えた人々と実際に
お会いでいて、とても楽しいひとときを過ごせました。

あまり沢山時間が取れなかったのですがそれでも、ポルシェが大好きなオーナーや
ショップでは必ずお宝コーナーがあり部品や車などが静かに寝ていて、目をさめる、
さませてくれる日を待っているという雰囲気がじわじわと感じられます。
心当たりのあるショップ様や個人のお方は次回帰国の際、また遊びに行かさせていただきます。

最後に、今回お会いできなかった人はまた次回お会いいたしましょう。
次回は5月と6月を予定しています。

さて、明日からエッセンのクラシックカーメッセです。
時差ぼけと戦いながら行ってきます。




市場に出てこない車

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上の写真は、とあるオーナーが所有するポルシェ356の購入当時からの整備記録です。また、それ以外の書類、2オーナー目に販売された時の契約書もすべて揃っています。このような車を受け継いだ幸運な人は今後もすべての書類を保管する義務があると思うことでしょう。

ちなみに、この車のオーナーが言うには、まだ販売するつもりは到底ないけど、販売する時の購入者はすでに決まっているそうです。

このような車を購入するのがベストですが、販売する気がない時から予約がかかるような車は
中古車市場の出てくるわけがないかもしれませんね。

STUTTGARTへ

さて、旅の最終はSTUTTGART。
といっても、街中ではなく郊外であるために電車でさらに揺られていきます。

駅で再会を喜び早速コレクションを見させていただきました。

今回は、911を多く見させていただきましたが、早速クイズからはじまりました。
これ、なんか変だと思わない?と見せられたのは塗装もされていない丸裸のナロー
カロッセリーでした。

いや~、ただ単に裸の車でしょ、としかこたえられずに、、、、。
別に年式も教えられてないし、モデルも教えられていないので裸の車を見せられただけでは
何がおかしいかなんて、、、、。

早くも降参した僕に、彼はニヤリ。。。

ここを見てご覧、と言われたのがシャシー番号のところで、よ~くじっくり見るとかすかに
溶接したような跡が、、、、。

そうだったのです、カロッセリーを交換された車だったのです。
これで、塗装したら絶対にわからないと思いました。溶接された番号=だます!
とは限らないのです。普通のナローモデルからRSなどを作ったら少しその傾向はありますが。

彼がこの車をこの状態で買ってきたか、彼が溶接させたのかは、聞きませんでしたが
彼はこれでレース車両を作ると言ってました。RSではなく。。。。

その後も、こんな事ではRSなんて買えないよね、、、、やっぱり当時の記録簿などがないと、
等と話ししたら、そんなの甘いよ。これ見てご覧!とまさに当時の記録簿が何もかかれて
いない当時のままの状態で保管されていました。これは、彼が数年前にアメリカの
フリーマーケットで買ってきたものだそうで、結構いろいろ掘り出せば結構見つかるそうです。

ここまでくると、プロの目もだませるだろうという事で、これ以上は人間のモラルが問われます。

最近ヨーロッパではクラシックカーブームで、各メーカークラシック部門などを作りました。
古くからあるベンツクラシックカーセンターや最近がんばっているポルシェクラシックセンター
最近ではフェラーリもクラシック部門を作ったとか、作るとか。
フェラーリはクラシックカーのオリジナル証明書を作る時に、鉄の成分まで調べるよな
こともあるとか。そんな時代もポルシェにもやってくるかもしれませんね。

さて次回の車見学は、3月上旬のSTUTTGARTのクラシックカーショー(展示会)です。

お楽しみに。






ケルンへ行く だまされNo1

次はケルンに行くわけですが、ことの始まりから。。。。

とあるクラシックカー情報サイトで見つけた掲示

ポルシェ356BカブリオレS90
ランク2(ほぼ新車状態)
レストアのそれぞれの過程を写真にて保管。
必見

というもので、早速メールと電話にて詳しい話を。
販売者はカーメカニックでボディー以外の仕事をすべて自分でした。

自分がイメージしている356を説明すると、きっと満足するだろうとのことで、
急いで見学に行く。

知り合いの356査定スペシャリストと一緒に行く事にした。

現地に到着すると、年金生活をしているおじいさんが出迎えてくれた。
書類に目を通すと性格が出ているようにきっちりとすべて書類に残してあった。

書類上は最高ではないものの悪い印象を多く残すものでもなく期待は膨らむ、
そして車とご対面。

ボンネット、ドア両方、エンジンフードが完璧にあっておらず
ボディーも変なふくらみをみせている。

販売者が息を呑む瞬間は塗の厚さを測る機械が出てきた瞬間であるが
各箇所に多く見られるパテうめされた箇所は怒りと化した。
ドアを開けると、何としまらない。。。。。。
両手で思いっきり閉めて始めてしまるといったもの。。。。

ランク2とはどの顔が言った!と今でも苦情のメールを書こうかと思うほど時間の無駄たった。

車の下を見ることなく、エンジンをかけることなく帰る事になるのだが
世の中には、ひどい人間がいるものだと思った。

果たして本当にひどい人間か?
356という車を持っていながら356という車を知らない可愛そうな人なのかも知れない。
とても、頭にくる出来事でもあり、悲しい事でもありました。

その後、同情してくれた知り合いの査定士がレストアした車を見せてもらった。
仕上げ度などは除いてもすばらしい出来だった。もちろん現在のテクニックを使って
車が長持ちするようなトリックはいろいろあるがこの先は人の好みであろう。と思った。

こんな車が欲しいな?と思ったらすでに嫁に出す事になったらしい。買い手は私の友達で
あった。

何故査定士がレストアできるのか???と思われるかもしれないが、

査定士がレストアできるのではなくレストア職人が査定士ができるからである。
そう、彼は数年前までレストアを職業としていたのだ。。。。だから、査定ができるのである。

いくらがんばっても、自分は彼のレベルまで達する事はできないと思った。

さて、続きは、レストアされた356を買った、その友達であり師匠と勝手に思っている人
の所へ行く。 そこで見た光景は。。。。。




デンマークへ行く

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今週もやっと日曜日にたどり着けました。
今週見てきた車は、並んでいるものを見たのも含めると、356スピードスター3台、
356カレラ3台、356A/B/C30台(ベース車含む)、9115台、うちRS1台。

さて、まずは、デンマークへの旅から。

上の写真が、ドイツとデンマークの国境で前方右で控えてる車が覆面パトカー、
で早速つかまりました。(笑
怪しいアジア人がベンツのEクラスの新品同様のレンタカーに乗っていたら、まあ止められる
かな?とも思いましたが、私はクリーンでしたので5分後、釈放されました。

かっ飛ばしていたドイツ国内も、デンマーク内は130km/hが最高という事で後ろを気に
しながら、かっ飛ばしておりました。


移動距離は片道750km程度電車だと9時間で日帰りは不可能ということで、気合を入れて
車にしました。片道約5時間半程度(休憩込み)でいけました。

さて、本題の車ですが、今回訪れたのはペーター君の所で今までコンタクトはある物の、
初めての訪問でした。とても気さくなおにいちゃんですが、彼の所有の356カレラ2台を
披露してもらったり多く並ぶスピードスター、仕上げたシャシー、レストアや修理を待つ
ルマンなどで活躍した車などはすばらしい物ばかりでした。

今回の目当ては356Cで、10年間彼の所に通ったお客から買いとった車という事で
テクニックは保証できるが、決してコンクールに出れるような車ではない。とはじめから
言われていたので、期待はしていなかったものの、シャシー、エンジン、ミッションの
マッチングナンバー、そして1965年モデルという事でまったく価値のない車という物でも
ありませんでした。本人の言うとおり、356初心者にはもってこいの車で外装などもちろん
いろいろ不都合があり塗装にひびが入っていたりとしていますが前回塗装したのは
10年前、内装はとても綺麗でなかなかの1台でした。

外装 ランク3-4
内装 ランク2-3
シャシー ランク 3
車下 ランク2-3
テクニック等試乗しなかった為に測定不能。

といったところで、平均ランク3程度をあげても良い車でした。
たた、これを日本に運ぶほど価値のあるものとは思えません。

同じ値段、又は少し安めで同等の車が見つかると思いますので、

いくらしますか?日本までの送料は?などという問い合わせはしないで下さいね。

それでも、車が見つからなくて悩んでいる人はご相談下さい。





ポルシェ356Cカブリオレ レストア中 

知り合いの紹介でアウトバーンにのって1時間程度の所へ車を見学に行きました。
レストア中で95%終わっているとのこと。

期待は膨らみます。
到着すると、早速車へ案内されました。
とても、親切な販売者でいろいろなレストア資料をみせていただきました。
この販売店はクラシックカー専門でレストア中の356の買い手はまだ決まっておりません。

ポルシェ専門ではないこのショップにはいろいろな珍しい車がはいっておりました。

さて、車の方ですが、各部分の細かな部品(クローム関係)などは良く、がんばっておりました
が、ボディーは全体的にレストアをした、というよりか修復をした、という表現がふさわしく
決して価値の残るレストア、修復ではありませんでした。
ですが、細かく一つ一つ写真にてレストアの状況を残してあることは、とてもすばらしく関心
しました。コレクターの車としては、あまり価値がないのかもしれませんが、レストア終了後
の車として安心して乗れる1台であることは間違えのない事で、その事を基準とするのならば
決して悪い車だとは思いません。

ただ、ここまで一生懸命やっているのだから完璧にやってもらいたかったという願いはありま
すが、レストア終了後の販売希望価格などを考えると、良心的なショップ、価格に見合った車
として、とても魅力的な1台でした。

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ポルシェ356SC ランク3

マッチングナンバーの356SCです。

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外見はとても状態の良さそうです。チリあわせ面などはきれいです。

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内装は使用跡が強く見られますが、使いこんだ状態といったところでした。


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まず始めに目の行くところはなかなか悪くみえないものの、
素人では思わず見忘れてしまうような箇所では雑な修理、状態の悪さが多く見られる車両でした。

販売者の販売戦略でそのようになったのではなく、今まで使用されてきた過程でその様な
結果になったという事でしょう。前オーナーがどのようなことに重点を置いていたかなんとなわかる1台でもありました。

総合評価としては、価格的に安ければ決して悪い買い物ではありませんが、これらの車を
購入するという事は、何時の日か大きなレストアをすることになる事を考えると長期で所有
を考えている方にはお勧めできない車両でした。エンジン、ミッションの調子も悪いことから
考えると、短期所有の方はエンジン、ミッションのオーバーホールをする覚悟で、長期所有
を御考えの方には、今後レストアをする覚悟が必要という事ですね。

次回は、356Cカブリオレ(レストア中)です。

 1957ポルシェ356AT2クーペ

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今日は、写真で見てあまりぱっとしなかったのですが、とりあえずご近所という事もあり
とりあえず、さんぽがてら車を見に行く事にしました。


シャシー、エンジン、ミッションマッチングナンバー
ボディーも工場出荷状態と思われる箇所を何箇所な確認。
エンジン一発始動。

ここまでは順調でしたが、

レストア済みドキュメントなし。
オーナー歴不明、整備書類ほぼなし、
から、だんだん嫌な予感が、、、、、。

フード塗装状況よし。

左ドア広範囲にパテ埋め確認、
テールに各部細かなパテ埋め確認、

このあたりから、だんだん、見るのが嫌になってきましたが、せっかく時間をとってくれた
オーナーの為に今しばらく車を見ることを続ける事にしました。

右ドア広範囲にわたり深いパテ埋め確認、

車周りを1周した時点で、今日の査定は終了。(このまま見ていても意味がないので。)

感想
やっぱりこの程度か、、、、という物でした。
メカニック系がきちっと健康ならよいではないか?外見もみっともない車ではないし、、、、。
こだわりすぎかな~?ともおもいますが、、、、。