
上の写真は、とあるオーナーが所有するポルシェ356の購入当時からの整備記録です。また、それ以外の書類、2オーナー目に販売された時の契約書もすべて揃っています。このような車を受け継いだ幸運な人は今後もすべての書類を保管する義務があると思うことでしょう。
ちなみに、この車のオーナーが言うには、まだ販売するつもりは到底ないけど、販売する時の購入者はすでに決まっているそうです。
このような車を購入するのがベストですが、販売する気がない時から予約がかかるような車は
中古車市場の出てくるわけがないかもしれませんね。

今週もやっと日曜日にたどり着けました。
今週見てきた車は、並んでいるものを見たのも含めると、356スピードスター3台、
356カレラ3台、356A/B/C30台(ベース車含む)、9115台、うちRS1台。
さて、まずは、デンマークへの旅から。
上の写真が、ドイツとデンマークの国境で前方右で控えてる車が覆面パトカー、
で早速つかまりました。(笑
怪しいアジア人がベンツのEクラスの新品同様のレンタカーに乗っていたら、まあ止められる
かな?とも思いましたが、私はクリーンでしたので5分後、釈放されました。
かっ飛ばしていたドイツ国内も、デンマーク内は130km/hが最高という事で後ろを気に
しながら、かっ飛ばしておりました。
移動距離は片道750km程度電車だと9時間で日帰りは不可能ということで、気合を入れて
車にしました。片道約5時間半程度(休憩込み)でいけました。
さて、本題の車ですが、今回訪れたのはペーター君の所で今までコンタクトはある物の、
初めての訪問でした。とても気さくなおにいちゃんですが、彼の所有の356カレラ2台を
披露してもらったり多く並ぶスピードスター、仕上げたシャシー、レストアや修理を待つ
ルマンなどで活躍した車などはすばらしい物ばかりでした。
今回の目当ては356Cで、10年間彼の所に通ったお客から買いとった車という事で
テクニックは保証できるが、決してコンクールに出れるような車ではない。とはじめから
言われていたので、期待はしていなかったものの、シャシー、エンジン、ミッションの
マッチングナンバー、そして1965年モデルという事でまったく価値のない車という物でも
ありませんでした。本人の言うとおり、356初心者にはもってこいの車で外装などもちろん
いろいろ不都合があり塗装にひびが入っていたりとしていますが前回塗装したのは
10年前、内装はとても綺麗でなかなかの1台でした。
外装 ランク3-4
内装 ランク2-3
シャシー ランク 3
車下 ランク2-3
テクニック等試乗しなかった為に測定不能。
といったところで、平均ランク3程度をあげても良い車でした。
たた、これを日本に運ぶほど価値のあるものとは思えません。
同じ値段、又は少し安めで同等の車が見つかると思いますので、
いくらしますか?日本までの送料は?などという問い合わせはしないで下さいね。
それでも、車が見つからなくて悩んでいる人はご相談下さい。
知り合いの紹介でアウトバーンにのって1時間程度の所へ車を見学に行きました。
レストア中で95%終わっているとのこと。
期待は膨らみます。
到着すると、早速車へ案内されました。
とても、親切な販売者でいろいろなレストア資料をみせていただきました。
この販売店はクラシックカー専門でレストア中の356の買い手はまだ決まっておりません。
ポルシェ専門ではないこのショップにはいろいろな珍しい車がはいっておりました。
さて、車の方ですが、各部分の細かな部品(クローム関係)などは良く、がんばっておりました
が、ボディーは全体的にレストアをした、というよりか修復をした、という表現がふさわしく
決して価値の残るレストア、修復ではありませんでした。
ですが、細かく一つ一つ写真にてレストアの状況を残してあることは、とてもすばらしく関心
しました。コレクターの車としては、あまり価値がないのかもしれませんが、レストア終了後
の車として安心して乗れる1台であることは間違えのない事で、その事を基準とするのならば
決して悪い車だとは思いません。
ただ、ここまで一生懸命やっているのだから完璧にやってもらいたかったという願いはありま
すが、レストア終了後の販売希望価格などを考えると、良心的なショップ、価格に見合った車
として、とても魅力的な1台でした。


マッチングナンバーの356SCです。

外見はとても状態の良さそうです。チリあわせ面などはきれいです。

内装は使用跡が強く見られますが、使いこんだ状態といったところでした。



まず始めに目の行くところはなかなか悪くみえないものの、
素人では思わず見忘れてしまうような箇所では雑な修理、状態の悪さが多く見られる車両でした。
販売者の販売戦略でそのようになったのではなく、今まで使用されてきた過程でその様な
結果になったという事でしょう。前オーナーがどのようなことに重点を置いていたかなんとなわかる1台でもありました。
総合評価としては、価格的に安ければ決して悪い買い物ではありませんが、これらの車を
購入するという事は、何時の日か大きなレストアをすることになる事を考えると長期で所有
を考えている方にはお勧めできない車両でした。エンジン、ミッションの調子も悪いことから
考えると、短期所有の方はエンジン、ミッションのオーバーホールをする覚悟で、長期所有
を御考えの方には、今後レストアをする覚悟が必要という事ですね。
次回は、356Cカブリオレ(レストア中)です。


今日は、写真で見てあまりぱっとしなかったのですが、とりあえずご近所という事もあり
とりあえず、さんぽがてら車を見に行く事にしました。
シャシー、エンジン、ミッションマッチングナンバー
ボディーも工場出荷状態と思われる箇所を何箇所な確認。
エンジン一発始動。
ここまでは順調でしたが、
レストア済みドキュメントなし。
オーナー歴不明、整備書類ほぼなし、
から、だんだん嫌な予感が、、、、、。
フード塗装状況よし。
左ドア広範囲にパテ埋め確認、
テールに各部細かなパテ埋め確認、
このあたりから、だんだん、見るのが嫌になってきましたが、せっかく時間をとってくれた
オーナーの為に今しばらく車を見ることを続ける事にしました。
右ドア広範囲にわたり深いパテ埋め確認、
車周りを1周した時点で、今日の査定は終了。(このまま見ていても意味がないので。)
感想
やっぱりこの程度か、、、、という物でした。
メカニック系がきちっと健康ならよいではないか?外見もみっともない車ではないし、、、、。
こだわりすぎかな~?ともおもいますが、、、、。