ルドタイマーグランプリ」が開催されました。3日間合計13レース開催された中でも特に
注目を集めた物は、戦前レースカーやクラシックF1カーなど、普段ミュージアムなどでし
か見る事ができない車が、眠りから目を覚まし元気にサーキットを走る姿は、なかなか見る
事ができない貴重な体験となりました。


ポルシェは904,906をはじめとするレースカー、数多くの911Carrera3.0RSRや356系で
はデンマークからみんなで仲良くやってきた知り合いのPeter Iversen軍団(356Carrera2
356Speedster Carrera6)とドイツからは356Aや当方の仲間内の356Bなど、ほぼすべて
のスポーツカーの走りを生で見る事ができました。

Iversenトラック前にて
メカニックの一部とドライバーと車は6日夜にニュルブルクリング入り、メカニックは7日
夜に行われる356Bの車検と手続きの準備、そしてドライバーは911RSRと911RS(いずれ
もレプリカ)を利用してニュルブルクリング、ノルドシュライフェを利用してトレーニング
をし、自分とメカニックの一人がトレーニング中に合流しました。私は、お昼過ぎにお腹が
すいたのでスパゲティーの大盛りを食べた直後に、ヘルメットを渡されて助手席に乗させら
れ遠慮なくがんがん飛ばしてくれて2周も廻ってくれて、いじめかとお思いました。(笑

さて翌日の初日はノルドシュライフェ500kmマラソンにエントリーしており早朝に予選が
ありましたが、当チームのテントはIversen軍団の向かい側で装備はF1チームを思い出させ
るようなトラックに対し当方はテントで、まさに「テントちの差」(ギャグです)でしたが
、みなさん初対面ではないので、ちょくちょく顔を出しに行っておりました。さて気になる
予選の結果ですが、順位は真ん中ぐらいでした。ぐらい???というのも、もちろん公式記
録はあるのですが、当方は「基本的にでる事に意義がある」ということがモットーなのでそ
こまで、順位を気にしてませんでした。当方としても、車とドライバーの無事が最前線で走
りきれれば、それでよいと思っていました。というのも500kmをノルドシュライフェを走
り続けるのは正直、本当にきついです。

ドライバーチェンジ&給油ストップ
レースは無事に進んで半分の2時間を過ぎたころドライバーチェンジ。前半はウエットだっ
た為に周りの車がかなりゆっくり走っていた為にずいぶん台数抜いていきました。結果は総
合40位/クラス1位でゴールしました。2日目と3日目はグランプリコースを利用した各
30分予選で各60分レースに出場し、最終レースではIversen軍団の356Carrera2を当方
の356Bがラスト3周で抜くというドラマがありました。レース後Carrera2のドライバー
がやって来てブレーキに異常があったそうで当チームに嘆きにやってきました。ドライバー
無事、車も無事でみんな楽しく週末を過ごせました。
各レース、大きな事故も無く、危ないときは最終的にみんな譲り合い皆さんそれぞれ楽しん
でいました。個人的に、カメラを持った日本人(私)がピット内をうろうろして何度もセキ
ュリティーの人に「ちょっときみ、ここで何してるの!」と注意を受けみんなが、「当チー
ムの一員だから」と言ってくれたり、ピット用カードを見せたり(というかちゃんと首から
ピット用のカードをぶら下げている)今度はメカニックの格好をして来るか?と本気で思っ
たほどめんどくさかったです。
最後にアルバムより



写真は当方が撮影した物です。写真のコピーや転載を固くお断りします。