
今年の上半期は非常に忙しく、自分にご褒美という事で夏休みを長く取り日本の夏を満喫し
ていました。そんなこともあって、ポルシェでドライブする事がなかなか出来ませんでした
が、やっとゆっくりドライブする時間が出来ました。
バッテリーコードを抜いてボンネットを閉めエンジンをかける、その瞬間背後からものすご
い音が。
ぼぼぼぼぼぼ
そうです、4カムエンジンです。
現代の車のテストは、室内で騒音がどのくらいあるか、などという項目があり、もちろん騒
音が少ない方が優秀な点を取ります。ただ、スポーツカーは室内でエンジンの脈を感じらる
ようでなければならないと思う。同乗者と会話が出来ないほどうるさくなくてもいいけれト
ンネル内でしかサウンドを味わえないなんて少し悲しい。
さてさて、整備の行き届いている356に乗るのはとても気持ちがいい。現代の車と何も変
わらなく走らせる事が出来る。といったら、大げさかも知れないけれど運転の下手な人間を
馬鹿にする事なく付き合ってくれるのがカレラ2だと思う。走る、曲がる、止まる、どれを
とっても無駄なくきちっとこなしてくれる。こんな車が60年代に存在していたとは、、、
と何度も思う。そして、今日まで車業界は何を開発して来たのだろうか?とも思わせる。
もちろん、世の中の車は開発されて来ているが、カレラ2に乗っている瞬間はこの車が完璧
な車と錯覚をしてしまう。逆をいうとそれほど乗りやすい車なのである。
それを引き立てたのは、もしかすると356Aカレラかもしれない。
カレラ2に乗る前に実はAカレラに乗っていたのだが、これがくせ者。実はAカレラに乗るの
はそのときが初めてで、いざ車を動かすと、何だこのミッション。「よっこらしょ」とシフ
トアップ、ダウンをしなければならない。色々な356に乗った事があるのでまあこんな物
か?と思う事にした。しかもそれでけでなく、高速域ではナーバスになるハンドリングなど
どことなく緊張感があり、Aカレラを知らない人間には初日から楽しいドライブは味わえな
いだろう。乗ったという満足感はあっても、乗りこなすには(というか慣れるには)時間が
必要と思う。
そんな、ぜいたくなドライブも終わりに近づきハンドルを離したくなかったがやる事もある
のでその日はその辺でおわりにした。次はいつのれるのだろう。
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