Firma WATANABE

NOS,NEU und ORIGINAL-TEILE für DEUTSCHES AUTO

Firma Watanabeの戦い 356A 車載工具レンチ編

あけましておめでとうございます。2013年もよろしくお願い致します。



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写真のレンチセットは356A車載工具の当時物のセットで、4本セットで出て来る事は非常に珍しい、そして世界で探されている工具です。これをこの状態で購入者を見つけようと思えばそんなに難しい事ではないと思いますし、それが1つの会社として最低限の労力で正当な報酬を得るという賢い決断だと思います。

当社の場合、ここがあくまでもスタート地点です。4本を見て頂ければわかりますがそれぞれ状態が異なります。「利用されて来た工具ならば頻繁に使った工具と、そうでない工具の状態が異なるのは当然」という言い分はとても好都合であり、その説はもちろん”大はずれ”ではありません。しかし、今回の工具に関しての判断はレンチ17*19は明らかに周りとマッチしていない、そして8*9は許容範囲内、しかし出来ることならば向上させたい。もしもっとマッチする物が見つかるなら獲得したい。という判断をしました。

ものすごく不器用な経営方針と思います。世の中の95%以上の人が「たかが、レンチ」、現状で安く売ってもらいたいと思っていると予想します。しかし、上記のような私の感性につき合って頂ける方が数少ないですがおりまして、その方々が私の財産であり本当に感謝しています。今後も末永くよろしくお願い致します。

更新:

8*9が入荷しました。これを交換する事により明らかにうける印象が変わります。残りは17*19です。
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更新:

17*19が入荷しました。これを交換する事により更にうける印象が変わります。
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編集後記
10*14と11*12は初回の写真より同じ物を利用し、交換したのはその他2本です。状態の合わないパーツを交換する事により交換していないパーツまで受ける印象が変わるとても良い見本と思います。これは車でも言える事で、一つパーツを交換する事により、受ける印象が交換したパーツのみならずすその周りのパーツ、さらに車全体の印象が変わっていきます。全体の状態にマッチするようなオリジナルパーツを組めば組むほど、より違和感のない車に仕上がります。よって、必ずしも当時物の新品を使う事だけが正しい訳ではなく、一番の理想は当時物の純正パーツで周りのパーツのやれ具合とマッチした物を手に入れる事が最良と思います。しかし、現実問題50年も前の車のパーツが出て来るだけで運が良く、そこまでこだわっていられないのは現実です。それでも、諦めずに探し続けると何時の日かその苦労が実る時は絶対来るとわたしは信じています。

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