ブレーメンからベルリンに帰るときはハンブルグ経由で新幹線に乗り換えるのですが、帰り途中、前を走るIC(特急列車)にイノシシが飛び込んでしまい、電車の渋滞になってしまいました。
結局飛び込まれた電車に乗っていた乗客を私達の新幹線に乗せ替えをするため駅も何もないところで停車しました。その後現場検証が終わるのを待ちベルリンに1時間おくれて到着しました。
ここで、ドイツの交通ルールーの説明です。
ドイツには夏時間、冬時間があり1時間だけですが時差があります。
時差ぼけをするのは人間だけではなく動物もするのです。たかが1時間と思いますが、都心を走られる方ならお分かりかと思いますが1時間違うと当然車の走る量もかなり違うものです。
そうなのです、動物達が朝ごはんを探しに行くのが時差の関係で遅くなり、車と引き起こす事故は想像以上に多いいのです。
さて、このような状況に出会わした場合、たかが動物だと思うとかなり洒落にならない状況になります。
もし、動物が突然前に現れ回避できない場合の処置
よけずに突っ込んでください。とても可愛そうですが残念ながらそのように指定されています。もしあなたが無理をして動物を避けて木に体当たりした場合、ただの自爆です。誰も責任をおってくれません。
では、動物を引いてしまった場合。
この場合必ずその場で警察に連絡して警察をお待ち下さい。
これをしないと、あなたはドイツで犯罪をおかしたことになります。
猟師の友達がいて、いろいろ話を聞きましたが猟をするには森の土地を
借り、その中に決められた数だけ動物がいなければならないというような細かな決まりがあり、何でもかんでも撃ち殺していいわけではなく猟をする人は、動物を管理する必要があるのです。
一つ例を挙げると
Aさんは、イノシシを車で引いてしまった後、一度その場を去り移動中警察と保険会社に連絡。保険会社は、保険支払い拒否(車も治してくれません)警察から起訴されました(密猟したという扱いになるのでしょうか?)
その先、この話がどうなったかわかりませんが事故を起こしてしまったら、何であれ警察の指示を待ちましょう。ドイツ語、英語がわからなくても必ずまわりの車が助けてくれます。