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冬道の安全を考える

ドイツでは、毎年-20°Cを超える寒さで、最高気温-10°C前後である事は珍しくなく、異常気象とは呼ばない。もちろん大雪となる事もあり、大都市の交通量が多い道路で雪でアスファルトが見えないことも、すべて想定内である。

今年、東京都心で大雪となったが、雪を知らない人が多い東京では、完全にお手上げ状態になった。私は偶然にも東京に居合わせた。そして一昨年、冬の札幌を訪れる機会があったが、札幌市内で同じような雪が降っても、今回のような状況にはならなかったであろう。ただ、雪国の札幌であってもドイツと比べると不自由さを感じだ。

ドイツでは、99%以上の車がスタッドレスタイヤ(以下冬タイヤと略す)を装着している。ドイツでは、2010年より法律で冬の冬道(雪、みぞれ、アイスバーンなど)を夏タイヤで走行すると40EURの罰金と減点1の違反。他の走行車両を妨げるような行為(事故や、不動車)があった場合は、80EURの罰金と減点1が付く違反になる。メーカーや素材により多少前後するが8°Cを下回ると、夏タイヤより柔らかいゴムを利用している冬タイヤの方が走行には適しているのである。よって、ここドイツでは10月末になると、タイヤショップは大忙しとなる。そして、どのタイヤショップも半年30~50EUR(4000-6000円)で使わないタイヤを預かってくれるシステムになっている。札幌でも、冬タイヤの利用度は非常に高いと予想するが、東京での冬タイヤを利用する割合は非常に少ない。

最近の車は電子制御で操縦ミスでコースから外れたり、スピンする事は非常に少なくなった。私は前輪駆動の車を所有した記憶が無いほど後輪駆動の車ばかりを購入して来たが、冬タイヤを履いた車でコントロールを失った事は一度も無い。毎冬、車の性能の進化を肌で感じるわけだが、だからといって安全に運転する努力を怠ってはいけない。天候や気候に見合ったタイヤを履かないと交通違反とは少々厳しいと思うかもしれないが、明らかに「走る」「止まる」「曲がる」が困難な車で道を走るのは非常に危険な行為なのである。それが原因で起きた雪道事故で夏タイヤ装着の車がその責任を問われるのは、ここドイツでは普通の事である。私の年間走行距離は35,000km、10月から3月末までは必ず冬タイヤを装着するから、単純計算で17,500km冬道を走る。現在履いている冬タイヤは、2シーズン目のであったが、タイヤが消耗しており、今シーズン大雪になったら冬タイヤを買い替えようと考えていた(どのような、ドライブスタイルかはご想像にお任せする)。ちなみに、冬タイヤは夏タイヤと違い、溝が4mmを切った時点で、その性能は大きく下がるので、気をつける必要がある。

話を元に戻すが、今回日本で雪でパニックになったもう一つの原因は、やはり除雪作業が怠っていた事は非常に大きい。札幌の冬でも驚いたのは、道幅の広い道路は綺麗に除雪されているが、少し脇道に入るとそこは非常に信じがたい光景があった。そこは、ものすごく分厚い氷が出来ており、その上を車が走行している。そして、マンホールの所だけが”ぽつり”と穴があいている。そこに、タイヤをはめてしまったら脱出は難しいであろう。このような光景はドイツではあまり見た事が無い。

ドイツの除雪方法をここで説明しよう。霧のかかった夜に0°Cより低くなる予報が出ると、道に「これでもか!」というくらいの凍結防止剤をまく。この量は、半端ではなく、砂のまかれた道のようにタイヤのハウジングに飛ぶ凍結防止剤の音が聞こえて来る時もあり、その中を車で走るのは非常に不愉快であるが仕方ないといつも諦める。

本格的に雪が降って来ると、除雪車両は24時間態勢で、主要道路からはじまり、最後は小道や脇道になる。その作業のスピードは天気予報通りか?週末か?などにより多少スピードが違う物の、皆の理解が得られる状態である。それでも、集中降雪で間に合わない時は、アウトバーンでは3車線の所は、一番スピードの速い追い越し車線を捨て、除雪は2車線のみ、凍結防止剤も3車線目にはまかない。それは、ラジオなどの交通情報で頻繁に放送するが、そんな事はアウトバーンを走っている人間ならば一目で判断出来る。

日本での雪対策は都心のみに限らず、もう少し掘り下げて国で対策する必要がある。特に高速道路は各都市を結ぶ重要な道路で、それが「通行止め」なるのはやはり大問題である。そして、公道を走る人々はやはり安全に走行する努力を怠ってはいけない。停止距離が短ければ短いほど、事故を防ぐ事が出来るのは言うまでもない。カーレースで路面状況に一番合ったタイヤをチョイスするのを思い出して欲しい。それだけの為にピットインする車も有るほど、適切なタイヤを履く事は重要なのである。

おまけに、日本では考えられないドイツの恐ろしい法律を紹介する。家の持ち主はその物件の前にある歩道の雪かきが義務付けられている。雪かきを怠り、歩行者が事故を起こした場合、家の持ち主に請求が来る。

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今シーズン アルプス峠ツアーで雪道を走る。BMWで安全なツアーができた。

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まだ、除雪車が通過していない。

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几帳面な除雪をするドイツ個人(個人の家の前)

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